ご無沙汰しております。前回の「趣味の世界」から幾分間が空いてしまいましたが、後編をお送りします。
突然ですが私の掌(ちょっと珍しい手相:百にぎり)を2種のLEDライトで照射してみました。
左がクールホワイト(6,000K)、右がニュートラルホワイト(4,000K)。
光の色合いを比較する指数ケルビン(K)は高いほど青みが強く、低いほど赤みが強くなります。クールでチョイ不良を目指す御方なら車のヘッドライトはKが高いほど好い!?のですが、肌の色合いを診るには程良い赤みが必要ということが分かるかと思います。
手持ちのライトの中から、拡大鏡の既存の装置にポン付けできる程良い色合いのLEDライトのヘッドを装着してみました・・・が、重いのなんの。
そこで、軽量でかつ自然な色合いを照射する4sevens(下) のLEDライトをチョイスしました。
←サイズ比較
チョイスしたのは良いものの、装着に至るまでがなかなか困難(でも楽しひ)。
最終イメージを具現化するためCADでデザインし、装着可能か検討しまして、「イケそう」と判断したのですが・・・
・・・手元にアタッチメントを作製する器械(旋盤等)がありません。
しかも、LEDライトとのネジ部は100μmのオーダーで接合する必要があり、ここはプロにお願いしようと某所に依頼。
2~3日後には美しい仕上がりで出来てきまして、私が準備していた部品ともピタリと嵌合しました(巧みな歯科技工物が口腔内で調整なくスッと収まる感じに)。
目指したのは、十分な照度においての「軽さ」「自然な色合い」それと拡大鏡ごしの目線軸が「同軸」であること。
CREE XP-Eという発光部1㎜四方のメリケン製LEDからはとても直視できない光がお口の中を照らします。
ですので、診療中はできるだけ目を閉じていただくようお願い申し上げます(切削粉が目に入る恐れもあります)。
自己満足全開の内容でしたがお付き合いいただきましてありがとうございました。如何でしょうか、皆様も「LED」を趣味にしてみても良いかなと感じられましたでしょうか?居られましたら是非ご相談下さい(笑)
追記:本院衛生士もルーティンにライト付き拡大鏡を使用しておりますが、青みのあるLEDに困ってい(るように見え)ましたので、ニュートラルホワイトのLEDチップを(勝手に)お取り寄せして装着しておきました(^^)