新年明けましておめでとうございます・・・あまりにも遅い(1月31日現在)ご挨拶となりましたが(汗)、平成24年最初のツキイチブログお付き合いください。
寒波や大雪が連日ニュースに取り上げられおりますが、「温暖化の影響で暖冬です」というのよりはよい気がします。
性懲りもなくまた薪ストーブの画像ですが、「歯」のことに終着する予定ですのご辛抱を。
(扉を解放して焚けば「暖炉」のような焚き方もできますが、直火がチリチリと顔の皮膚を焦がします)
以前お世話になっている京都の薪ストーブ屋さんにて、女将さんとこんな会話をしました↓
女将:このストーブは長年我が家を温めてくれたものでして、20年近く使いましたよ。
私:ヴィンテージな風合いが良い感じですね(初代ディファイアントアンコール)。
女将:そうそう、家には子供が3人おりましたが、薪ストーブを焚くせいか全然風邪をひかなかったんですよ。遠赤外線やらの効果でウィルスをやっつけるんですねぇ!?
私:へぇ~。
女将:石井先生、そしたら薪ストーブの前でお口を開けてたら虫歯菌をやっつけて、虫歯が無くなったりして♪
それでその治療法を発表するといいんじゃないですか!
私:あー、それは良いですね(笑)
女将:でもそれが成功して虫歯が無くなったら、先生のお客さんが減っちゃいますね(ニッコリ)
私: ・・・ハハハ。
とこんな感じで談笑を。
女将さんのブラック!?ユーモアにお付き合いした訳ですが、当然私は「虫歯が減って困る」などと思ったことはありません。
虫歯の治療「歯を削る」という行為をしている時、実はかなり凹んでいます。齲蝕検知液(うしょくけんちえき)という、菌で感染した歯だけを赤く染めだす薬で虫歯を取り除くのですが、これが相当シンドイ・・・。
虫歯を拡大鏡で注意深く除去し、確認のため再度染色すると・・・バイ菌が「まだまだ残ってますよぉ」と言わんばかりに真っ赤っか…orz
いくらでも削る余地があるのならよいですが、削るほど人間の大事な「器官」が失われている訳でありまして。
ましてや歯の神経にスレスレなんて時にはこちらの神経をすり減らせながら削っております(苦笑)
要は虫歯にしないのが大切で、つまりは
予防が一番大事!!
ってことを声を大にして言いたいのであります。
先日読んだ歯科雑誌にこんな一文が・・・
昔の中国の偉いお医者さん、孫氏(AD 581-673)の著書に「上医は病を予防し、中医は来たらんとする病に応じ、下医は現実の病を治療する」とある。予防は医療の原点である!
・・・歯科疾患に関してはまったくそのとおりであると思います。
医師になった以上「上医」を目指したいと思いますので、今後はより一層「予防」に取り組んで参ることを新年のご挨拶とさせていただきます。
このブログを見ておられないと思いますが、女将さんへ。
「予防」が成功し虫歯が全廃して私の仕事がなくなった暁には、灰の掃除からでもやりますので京阪エンジニアリングで雇ってくださいね(笑)