工事進行の続きです.
大屋根の漆喰下地処理が完了したようです.
蔵の軒裏も下地処理が完了しています.
下方に見える丸窓は金網が張ってあるだけで外側と通気しています.多湿な日本においては,湿気をこもらせないことを重視したようです.建物の場所によっては,木材の腐食が結構進んでいるところがありましたが,蔵に腐食はありませんでした.
入母屋(いりもや).屋根の形態名称ですが,他には切妻(きりづま)・寄棟(よせむね)・本棟(ほんむね)など・・.
入母屋は近畿,中国地方に多い形態のようです.平成20年まで私の住まいは新潟でしたが,そこでの日本家屋は切妻や宝形といわれるシンプルな屋根形態が多く見られました.雪の多い地方のため必然的にそうなったのかな!?と思います.世界遺産白川郷も機能性を重視してあのような特徴的な形態なのだそうです.
正面瓦葺きが進行しており,あとは棟(むね・頂上部分)だけのようです.