工事の進行の様子です．

大屋根の瓦葺きが進んでいます。

高い場所での作業なので近くでは見れませんでしたが、瓦を小さくする時に裁断機（ザクッと紙を切りそろえる学校などで見かける道具）のようなもので、「バリンッ」と音を出しながらサイズを合わせていました・・、しかも屋根の上で！屋根屋さんスゴイですね。職人さんの作業は常に黙々と行われますが、見ていて飽きません。

本院裏手には土蔵（どぞう）があります。ぶ厚い土の壁と漆喰による仕上げは、火災から内部の大事なものを守る必然性からきたものだそうです。この蔵も屋根の中まで土が敷かれていました。

日本の城が漆喰で仕上げられているのも、戦からの耐火用途であったようです。戦などあっては困りますが、改修にはオリジナルどおり漆喰壁による仕上げを行う予定です。